スポーツ好きの考察。欧州サッカー&NBA。

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

監督の本。

W杯期間中に何を…とお思いでしょうが、決勝トーナメント前の息抜きに、移籍期間の足しになれば幸いです!

という所で、本の書評へ。

*アフィは色々あるので、とりあえずは無しで。

タイトル名だけ書きます。有名な本…書評書いてるブログも一杯あるので、タイトルだけで、すぐにお分かりになるかと。

一冊目は「知られざるペップ・グアルディオラ、サッカーを進化させた若き名将の肖像」です。

やたら称賛されている、この本。確かに面白く、読後感もとても良いです!…が、著者の主観がたぶんに入った、無駄に長い美辞麗句と、グアルディオラ神格化、バルサアイデンティティ等、物語が中心の本です。正直、本の厚みは1/3で良かったと思う。

あれだけのチームを作った手腕が、主に演説と対話だけに落とし込まれてるのは、何とも肩透かしですが、人間模様にフォーカスした本なので、まあしょうがない。

一例として、戦術、トレーニングに関しての記述が「規律をもって」「細部にこだわって」「メッシ中心のチームで行く決断」「徹底してボールを大事に」等です。何も分からん(笑

「それ」を実現するために、どうトレーニングしていったか?は、ノータッチです。

「これ以上監督をやったら、メッシと傷つけあってしまう」というコメントに魅力を感じる方はぜひ♪

んで、二冊目に行くわけです。

二冊目は「アンチェロッティの完全戦術論」です。

これが、素晴らしい!過去の監督の役割から、今の監督の組織マネージメントへの変化、ミランラボ導入後からのトレーニングメソッドの変換(ピリオダイゼーションの原型)等、およそトップ監督がどういう仕事をするのか?が書いてあります。

そこから、どうやってチームを構築していくか?、どう選手を活かすか?、フロントとの付き合い方は?、チームの哲学は?等、さらに踏み込んだ話しに繋がっていきます。

チーム構築では、最終ライン、中盤、前線、チーム全体と分けて、そこからチャート方式による確認を取り(この説明では、解りにくいと思いますが、説明すると文書量がヤバい事になるので割愛)、基本的だけど、素晴らしい内容が書いてあります。

これを見て、全盛期のバルサ(2011年トヨタカップ辺り)を見ると、また新しい視点で見れるようになり、とてもサッカーが面白くなります。

ちょこっと脱線…グアルディオラ←クライフ←ミケルスと来てるのは、ご存知かと思いますが、そのミケルス本も、「ボールの扱いに長けた選手」以外は、これと言って、分かり易い基準がありませんでした。

形式立てて書いてくれている本を読んで、試合を見て、自分なりに組み立てて行くしかなさそうです。

閑話休題

近年最高峰だった伝説的チーム、グアルディオラバルサ、今、最高峰のアンチェロッティのレアル、この二人の題材の本は数あれど、対比で読むと面白い本という事で、この二冊をご紹介しました。

…元々の本のアプローチが違うから、当たり前とか言わない。

人間物語ならグアルディオラ本、サッカーに対する見識を広げたいなら、アンチェロッティ本がオススメです!

アンチェロッティ本はマジで面白かった(笑