欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

W杯、印象に残ったチーム。

もう決勝と3位決定戦を残すのみなので、大会を盛り上げてくれたチーム達を、振り返ってみましょう。

という訳で、自分が面白いと思ったチームと、期待外れだったチームを3チームずつ挙げたいと思います。

1、クロアチア

西村誤審で脚光を浴びた、あの開幕戦の喧騒の中で、めちゃ良いサッカーをしていたクロアチア

モドリッチラキティッチからなる中盤のクオリティは大会随一でした。

俗に言う「堅守速攻」系なのですが、前述の中盤2名+オリッチのおかげで、遅攻も良く、見応えのあるチームでした。

改善点は、右サイドのペリシッチ絡みの守備と、CFを絡めた崩しパターンがなく、独力よろしくになってしまっていた事です。

イェラビッチでもマンジュキッチでも、どちらが中心でも良いので、もう少し攻めのパターンを確立して欲しかったです。

グループリーグ敗退で、マジで凹んだチーム。

2、オランダ

超前輪駆動の「堅守速攻」チーム。

オランダリーグ勢のバックス陣を正直舐めてました。

デフライフラール、ブリント辺りは、今大会でラキティッチと並ぶ衝撃の安定感で(筆者は普段プレミアとCLしか見てない)、ここのポジションと、前線の閃きが毎回楽しみで観戦していました。

フォーメーションこそスタンダードではないですが、攻撃も守備も突飛な事をせず、丁寧なサッカーをしていました。

中盤のクオリティが足りてなかったので、前線3人がチャンスを作れる場面は少なかったですが、その中で結果を出していた、あの3人はさすがでした。

3、ドイツ

ブラジル戦まで手を抜いてたんじゃね?という部分に象徴されるように、ギアを上げるのが上手い、試合巧者チーム。

連携のレベルが代表チームのそれじゃない。

…が、実はノイアーがカバーしてるCB裏のスペースがヤバい。

ここを上手く使える配球が上手い中盤選手がいるチームと当たってたら、負けてた可能性は高い。

イタリア、クロアチアイングランド、スペイン辺りとやってたら、どうだったのか?

メキシコとチリも、とても良質なサッカーをしていましたが、この3チームには及ばず。

期待外れだったチーム

1、ブラジル

ネイマール頼みの攻撃は、もはや王国ではない。

2010年の、世間的には全く評価されてないが、ブラジルらしい素晴らしい繋ぎが出来るサッカーは、完全に鳴りを潜め、とにかく速く前へという、とても南米らしくもない、つまらなすぎるサッカーを展開してくれました。

ドゥンガ2010の時は、ブラジル国内の評判が、凄く悪かったと記憶していますが、今回のスコラーリは何故批判されないんでしょうね?

配球の悪いグスタボと、今期調子の上がらなかったパウリーニョを延々と使い、消えているフッキとウィリアンを交代する事もせず(いまいちだったベルナールと交代が多い)、ハマらないラミレス右サイドをやり続けたのは、ザッケローニ固執っぷりよりも、糾弾されてしかるべきかと思います。

速攻系なら、もう単純にチェルシーの選手中心に組もうよ…。

*例の大敗は関係ないです。今大会ずっと内容が悪かった。

2、ポルトガル

いつものペペさんでした。

この国はフェアプレー精神と我慢を学べ。マジで。子供が多すぎる。

何かで火がつくと、ラフプレー上等、縦ポンパスの雨あられ。

前線の能力頼みでイケるっちゃいけるけど、慌てずオランダみたいにリスクマネージメントしながら、ちゃんとサッカーする事を覚えましょう。なんだかんだ毎回勝てないのには、それなりの理由がある。

3、イタリア

期待外れとまでは言えませんが、気になったのでここに。

ピルロデロッシの重鎮が相変わらずのキレで、遅攻、速攻なんでもありで、とても良かった。

…んですが、初戦でキレてたガンドレーヴァを何故か次から使わず、直前で呼んだチェルチを使ったり、単純に前線を増やすためにカッサーノを入れてバランス崩壊したりなど、全く効果的じゃない采配が目立ちました。

*番外

ピルロバロテッリの関係がとても面白かったです。

フリーキックを蹴りにきたバロテッリを、にべもなく追い返した場面、ピルロがボール持ってる時にバロテッリが下がって受けようとした時に、パスを出す気配が全くなく、仕方なく前線に動き直したらパスが出た場面など、ピルロ兄貴の無言の説得力(圧力)が凄まじかったです。

あと、アルゼンチンもワーストサッカーに入れたい感じなんですが、あそこは元々の選手バランスが悪すぎるんで、枠外。

ベルギーは、発展途上。2年後のユーロで真価が分かる。

スペインは原因不明。やる気の問題だったかな?

コスタリカ躍進以外は、割と前評判通りに進んだW杯でした。

コスタリカはあれ以上無理でしたね。やっぱ本田さん曰く「個の力」がない国の限界が見えました。

気温(とキックオフ時間)のせいでちょっとヨーロッパ勢に不利に進んだのもありましたが、自業自得なので、まあ良いでしょう。

*ヨーロッパで観戦しやすい時間に合わせるため、昼1時〜夜8時のキックオフ時間になっていた。

普段あまり見れない、南米勢のサッカーと選手が堪能出来た大会なので、良かったです♪

クロアチアがもっと見たかった!笑