欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

ギネスカップ、ユナイテッド×ローマ。

インテル戦フルタイム見れないので、フルで見たローマ戦の感想をば。

スタートがまったりだったユナイテッドに対して、積極的に仕掛けたローマ。

それが全く実らず、ルーニーとマタに分からされた前半戦でした。

スタートはこんな感じ。

*赤ローマ

*青ユナイテッド

スタートから、やけにDFラインが高いユナイテッド。

さらにビルドアップがあまりにチンタラだったため、ローマの素晴らしいプレッシングに絡め取られ、即チャンスを作られます。

デストロのワンバウンドして入らなかった、あのループシュートです。

さらにそっから、立て続けにチャンスを作られます。

もはや、あれは失点だった。

ファン・ハールの神通力でゴールは揺れませんでしたが。

んで、前線から来るローマとは逆に、全然プレッシャーに行かないユナイテッド。…なのに、DFラインは高い。

*ボールホルダーにノープレッシャーだとDFライン裏に高精度のパスが飛んでくるため、上手い事調整するのが普通。

そして、3バックに不慣れなのか、ローマの左SB前のスペースに誰が行くかハッキリしていない。

当然狙われます。その時のローマのビルドアップの代表的な動きがこちら。

このローマの動きで、バレンシア前の場所にスペースができます。

そしてそこから、高いDFラインの裏を突かれます。

図のようにゴールは出来ませんでしたが、この図のパターンと、上記プレッシングからのショートカウンターでDFライン裏を取られまくりでした。

ですが、危険なチャンスを作られまくっていたユナイテッドが、展開無視のルーニーのミドルで先制します。

試合の流れとか、戦術なんて無かった。これは久しぶりにサッカー怖えと思いました。

続いて、ルーニーのスルーパスから、マタのスーパーゴール。

…これは強いて理由を上げるなら、クリア後にローマがDFラインを上げた事になりますが、それを責めるのは酷。

ルーニー&マタが凄かった。

さらにエレーラの閃きからのPKで、これと言ってローマにミスのない、決めた人を称えるしかないゴールで3点差。

特に書くこともない、ポジションなりの普通の攻め方をしていたユナイテッドが、個人の力と技で3得点し、後半へ。

後半はさすがにバレンシアのポジション修正+FWのチェックで、上記図3のサイドスペースに対応。

DFライン裏のスペースの方は、チェックゾーンを変更し、ハーフウェーライン越える前後からプレッシングするようにし、一発で裏に通されないよう対策。

ようやくユナイテッドの時間が作れるようになりました。

…ですが、マジで書くことが無い、凡攻めばかりでした。前半も大概でしたが、後半は投入メンバーもキレが悪く、後半全体見ても、見所は特にありませんでした。

逆にローマは5枚変えし、ベストメンバーに近い布陣へ。

そこから「崩し」のクォリティが明らかに1ランク上がり、戦術の幅の広さと、チーム成熟度をまざまざと見せ付けてくれました。

前半から、個人レベルでも、ウチャン、イトゥルベ、デストロと見所がありましたし、今年もローマは強そうです。

観てて楽しかったのも、素晴らしい♪

ユナイテッドの後半に投入されたメンバーで一応、目についた人だけ書きますと…

ヤング…稀に良質なクロスを入れたりで、ギリ存在感を出しました。

ナニ…詰んでます。今のフォーメーションだとポジションないですね。

ウィル・キーン…少々目立ちましたね。瞬間の動きは良質。可能性はあり。ツアー中に結果出せば、育成枠に入れるかも。

エルナンデス…パス能力のなさを改善出来れば…。ショット力は完璧なだけに、あと一歩。

香川…思いのほか良かったが、ガチな試合ではどうか?未知数です。

と言った所でした。

前年のレギュラー、準レギュラー格の選手だと、ナニ、エルナンデスフェライニ、香川が、放出候補でしょうね。

クレバリーは、ファン・ハール監督から、動きの「質」を学べば、大化けすると思います。そこまで耐えれるかがカギ。

そしてユナイテッドは、本当にあのフォーメーションでプレミアリーグを戦うつもりなんですかね??

今のDFラインの成熟度だとマズイですし、そもそもサイドから厚みのある攻撃が売りなプレミアのクラブを相手に、このフォーメーションでは…。対チェルシーとか、対アーセナルが悪夢になる予感しかない…。

あと特に、攻撃をどうするのか?が全くイメージ出来ないんですよね。

近年の3バックだとナポリが成功例でしょうが、理想はそこじゃなくクライフバルサの方だと思います。

そうすると、難易度が半端ない。一年じゃキツいんじゃないかな〜。

奇しくもリヴァプールが、その方向で結果出してるので、無理とは言いませんが。まあ一回3バック放棄して、今の形になった訳ですが。

という訳で、どのタイミングでプレミアリーグと折り合いつけたフォーメーションを使ってくれるのかを楽しみにしながら、次の試合を待ちたいと思います♪