欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

サッカーのスペース。

バルサが強え!

普段、プレミアリーグをよく観るんですが、シティがあの負け方をするとは思わなかったよ。

で、その「差」は選手の違いももちろんあるんですが、「スペース」の捉え方の違いが気になったので、記述。

◼︎スペースとは?

空白。

…このままだと、誰もいない場所になっちゃいますので、サッカーでは…

1、相手選手がいない場所。

2、フリーで受けれる場所。

の事を言います。

1は、主にミスからのカウンターなどで、相手選手が少ない=スペースがある場合です。

2は、選手の動きで作り出すスペースの事を言います。

◼︎空いてるスペースを使うのか?空けたスペースを使うのか?

⚫︎プレミア勢もドイツ勢も、「空いてる」スペースを使います。

瞬間のスピードで勝つか、90分間のスタミナで走り勝てばいいという訳です。

一番単純な形で、アスリート能力が高ければチャンスが作りやすく、上記2国に誂えたように似合っている形です。

元はラグビーとごっちゃだった名残で、身体能力が重視されるイングランドで、よく言われる「閃き(フレア)」は、1人抜けばチャンスが増える所から来ています。

最速で繋いで1人抜けばチャンスと言う、最も分かりやすく熱い展開です♪

ドイツも「1対1」で負けなければ良い、から、ロジックがスタートしており、フィジカルが強いドイツの強みが分かっていますね。

その上で90分間走り負けなければいい。

バイエルンと代表は例外とさせて下さい。

この二つ…と言うかグアルディオラバイエルンは別格すぎ。

ハインケスの頃ならば、まだ「らしさ」があったんですが、今のバルサ化したバイエルンはドイツのチームじゃない。ドイツの強みと後述するスペイン勢の強みが一体化して、色々と素晴らしすぎです。

この2国は、フィジカルが強いので、選手が動いて試合が速い展開に持って行ったほうが、試合が優位に進みます。

だから、「スペースに選手が走る」。*バイエルン以外。

⚫︎対しまして、スペイン勢、オランダ勢の「空けた」スペースを使う型。

テクニカル重視には、日本で言われる「テクニック(足元の技術)」の他に、「ポジショニング」が重要視されます。

ここが肝で、スマルカメント(イタリア語)と呼ばれる、マークを外してパスを引き出す動きだけでなく、味方の為にスペースを作る動き、ボールホルダーの時のドリブルの方向選択、間合い管理も含みます。

スペイン勢はポジショニングがとにかく素晴らしい。

CLバルサ×シティ戦で解説の川勝さんも仰ってましたが、最初に動き出した人にパスをするのではなく、その次の選手へパスを出す事の連続がすごい。

ボールより後ろの選手もほぼ常に細かく動いて、パスコースを複数作りながら相手を振り回していく様は、相変わらず最新のサッカーに見えました。

コンパニがあんなにあしらわれていた(対メッシ&ネイマール)のは、初めて見ました。

オランダ勢は下地はもちろんトータルフットボールです。

あれも、要はスペースに対してどうアプローチしていくかという事の天才的な解釈の一つです。渦巻きの動きは今はどのチームもやっています。

なので、オランダのスペースに対するアプローチはスペインとほぼ一緒です。

が、揉めやすいお国柄と、バックスに良い選手が出てこないために守備的なアプローチをとらざるを得ず、現実的なのが少々残念ですが。

「ボールは汗かかない」と有名な言葉がありますが、トータルフットボールアプローチでも、総走行距離は変わらないというか、むしろ少々増えます。

これは、攻撃時にはDFラインの上げ下げ、常に細かく動いてパスを引き出す動きの連続なので、ほぼ全員が常に動いているからです。

守備時は、シュートで終われない場合、複数人で連動してボールホルダーにプレッシャーをかけに行くので、引いて守る場合より運動量は増えます。

シュート後に引いて守る場合は一緒です。

◼︎今の流れとこれから。

グアルディオラがスペインのインタビューで言っていた「サッカーのバスケットボール化」がこれからのキーワードになると思います。

バスケットボールは、手を使いコートも狭いのでミスが少なく、ターンオーバーという攻撃側のミスで終わるプレーは極めて少ないのです。

バスケットボールにはシャッフルオフェンスというものがあります。

ぜひ読んで頂きたいのですが、要約すると「基礎連動」です。

これを共有し、ミスしない技術レベルの選手達でやれば、それが一つの解答になり得ます。

サッカーは、あまり点が入らないスポーツですが、現バイエルン、絶頂期バルセロナは大量得点も数多くあり、それは「攻め手がミスしなければ点が入る」事を示していて、これがバスケットボール化の一つです。

アッレグリさんの論文中盤3枚の特徴も、ぜひ読んで頂きたいのですが、これは約束事の基礎の基礎…というか、パターンの一つだと思って下さい。

もうディフェンスが、ゾーンかマンツーマンのどっちかしかないような論争は終わっていて、二つの組み合わせで対処する事が基本になっています。

脱線しましたが、他の競技と比べてみても面白いかと思います。

最後に…ゼーマンさんトッテナム来ないかな〜。

あのゼーマン原理主義サッカーは、上手い選手が多いチームでやれば、絶対強いと思うんだよね。

途中でパスミスしてカウンター喰らってるからボロカスにされるんであって、フィニッシュで終われれば問題ないんだよね〜。

レノン、パウリーニョを干して、攻撃を停滞させるだけのラメラを重用してる無能ポチェッティーノはとっととクビにして、スパレッティさんクラス呼びましょうよ。

という訳で、お読みいただきありがとうございました♪