欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

ちょっと早いけど。

14〜15シーズンのユナイテッドを緩く総括しましょう。

ジーニアス解任からファン・ハール就任、200億補強と、W杯後の話題を一気にさらったユナイテッド。

結論から言えば、ファン・ハールさん圧巻の指導力

就任1年目から、こんだけ大量補強してチームの地盤ボロボロで、世界一難しいリーグ(モウリーニョ談)に初挑戦というハンデを背負って、よくこれだけやって下さいました。

1年間を時系列で追って、いかに頑張ったかを検証する。

◼︎8月〜12月

7月末〜8月ギネスカップ

ここで3バック初導入。

そこそこの機能性を見せてギネスカップ優勝し、期待が高まる。

そして8月、プレミア開幕。

しかし開幕からボロボロ。プレミアリーグで3バックは無理なんじゃないか?説が浮上する中、ディ・マリアさん降臨&地味に効きまくりのブリント加入。

9月〜

ディ・マリア加入を機に4バック変更→QPRに完勝し期待値を再び押し上げる。

…が、次節レスター戦で後半怒涛の4失点で敗戦。ブラケットの限界が見える。

10月

4バックに変更して少々安定し成績を出し始める。

連携は向上しないし怪我人は出るしで散々な中、デ・ヘア覚醒。

エヴァートン戦は、デ・ヘアのベストゲームの一つ。

チェルシー戦の引き分けもですし、お世話になりっぱなし。

ワンチャン狙ってカウンター、タレント丸投げで凌いでた頃。

11月

と思ったのも束の間、怪我人続出で4バック終了。

ベストメンバー云々どころか、その試合で本職のポジションの選手を当てはめる事が出来ない位の野戦病院と化す中でのやり繰りを強いられる。

シティ戦は順当に負け、なぜかやたら敬意を表してきたアーセナル戦に勝ち、ハルシティにも勝って望みを繋いだのは幸運でした。

キャリックの偉大さを分かり始めた頃。

12月

エレーラ、マタ、フェライニの起用法が定まらず、日替わりヒーローで凌ぐ。

ちょこっと連携向上し、攻守の距離感が良い試合が出始める。

◼︎1月〜現在。

1月。

11月のシティ戦で負けてから、1月のサウサンプトン戦まで負けなし。

バタついた中で年末年始の無敗はさすが。

と言うか、デ・ヘア神が凄すぎ。

しばらく語り継がれるレベルの活躍で、負けを引き分けに、引き分けを勝ちにしてくれました。

システムは3バック回帰。

懐疑的な目線が飛び交う中、なぜか継続。

試合が公式練習か?って程の習得率の悪さで、3バック限界説再び。

2月

戦術フェライニの雛形と、ヤング、バレンシアなどのサイドアタッカーを使い始め、フィールドを大きく使い始めたのがこの辺。

3月

エレーラが活躍し始め、22日リヴァプール戦で今シーズンのフォーメーションが完成。

そして、ファルカオが使えない子なのが確定する。

4月

ルーニー覚醒のシティ戦。

目に見えて守備が安定。…今シーズン最初と比べたら、です。

チェルシーと比べちゃいけません。隣の芝は青いなんてもんじゃない。

攻撃(ポゼッション)も両サイドの連携向上と共に安定し、試合を作れるようになった。

5月

ユナイテッドのサッカーの質向上で、対戦相手が引き気味の試合をする事が多くなり、ロースコアのゲームが増える。

ようやく安定感が出始めた所で、今シーズン終了。

とりあえず、ノルマ(CL出場権獲得)達成。

お疲れ様でした。

◼︎まとめ

よくぞこの激動の1年でCL出場権を獲得してくださいました。

怪我人続出期間(昨年11〜1月)に最低限の成績を出してたのが効きましたね。

…とは言え、周りの強豪のつまずきが大きかったんですけどね。

*昨年の4位アーセナルは勝ち点79。今年4位のユナイテッドは現在69。残り勝っても最大72。

ともかく、CL復帰しブランド価値が復活し、監督も続投出来るのは大きい。

やはり監督には時間が必要です。

今年1月辺りの試合と比べて、目に見えて分かる安定感の違いを目の当たりにすると、少なくとも2年は見るべきなんだなと思います。

モイーズみたいな、戦術的な引き出しもなくメディア対応もよろしくない(気遣い…というか、自身のコメントをどう受け取られるか理解できていない)監督の場合は即切りでOKですけども。

1年間見てきて、監督がゴリ押しで決めた選手起用で、パフォーマンスが振るわなかった選手がいなかった事が、名将たる所以なんだなと。

フェライニ、ヤング、エレーラの先発復帰してからの活躍ぶり、低調なディ・マリアをバッサリ切った采配などは説得力に満ちたモノでした。

唯一、ファルカオを重用していたのが謎です。

プレミアに馴染まずフィジカルが弱いファルカオを起用するなら、瞬間に違いを作るペルシーさんを起用して連携向上を狙ったほうが良かった。

それほどまでにペルシーさんのコンディションが悪かった、という事なのかもしれませんが。

昨年はW杯の影響で、ギネスカップでしか選手を見れなかったファン・ハールさん。

それだけの期間では特徴を掴みきれていなかったでしょうが、今年は一年じっくり見て現有戦力の把握は終わっています。

そして今年は夏にまとまった時間が取れます。

躍進の予感しかしない。

という訳で、次は選手、監督の今シーズンの採点と、狙って欲しい選手、狙う可能性が高い選手などの記事を書きたいと思います。

今年一年、楽しませていただきました、ファン・ハールさん!

そして、やっとCLでユナイテッドが観れる!(はず。予選で負けないよね?)

翌年も刺激的な年になると期待してます♪

ありがとうございました♪