欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

たまにはリヴァプール。

いつもユナイテッドネタばかりのこのブログ。

たまには宿敵に言及してみましょう。

◼︎リヴァプール

栄光の80〜90年代から、イスタンブールの奇跡(ベニテス政権)を経て、ジレット内紛に巻き込まれ、現在絶賛再建中のロジャース政権であります。

◼︎現有戦力

戦力値5位(チェルシー、シティ、ユナイテッド、アーセナルの次)

ポジション別

⚫︎FW

スターリッジが全てです。故障すると代えが効かない。

ボリーニは明らかに実力不足、バロテッリはプレーが雑すぎてキツい。

ランバードを活用したいが、後述するサイドからの攻めが弱いため活きない。

中盤のクオリティ不足の煽りを一番受けているポジション。

金をかけるなら、MFを揃えてからにして欲しい。

⚫︎MF

ここ!超問題ポイント。

あまり言われないが、レアルより編成バランスが悪い。

1、中央(トップ下)

適性がある選手をざっと挙げると…

スターリング、コウチーニョ、マルコビッチ、ララーナです。

サイド(SMF、WG)でもコウチーニョ以外は出来ますが、サイドの適性がある(足が速く、ドリブルが上手い)のはスターリングだけ。

ララーナはドリブルが上手くない。

スターリングは単騎特攻ドリブル(例、ヤング)が持ち味なわけではなく、ラストパスも出せるので、役割を過剰に担わせず、イニエスタのようにプレーさせる事によって持ち味がフルに活きる選手です。

マルコビッチもエジルやシルバのように、自分で決めるよりも「他と連携して持ち味がフルに活きる」タイプです。

よって、上記の「サイド適性がある(足が速く、ドリブルが上手い)、相棒(FWかSMF)」が必要なんですが、今年のリヴァプールはここが弱かった。

昨年はここにスアレスが流れてきたりスターリッジが絡んできたりして何とか帳尻を合わせてましたが、今年はスアレスはいないし、スターリッジが張ってないと前線に誰もいないしでキツい。

唯一、適性があるのがアイヴです。

アーセナルではサンチェスが、シティではアグエロかナバスが担っている役割の適性です。

ここで覚醒を期待して来季も使うのは非常に面白いんですが、故障したら終わりなので、ぜひもう一人獲得をお願いします。

*補足。

アイヴ以上で、あと一歩のクオリティを加えてくれる、快速FWorWGが1人獲れれば一気に解決します。

2、SMF

アイヴのみ。

上で説明したので割愛。

要補強ポイント。

3、守備的MF

ジェラート、ヘンダーソン、アレン、ルーカス。

…うむ。

ボランチシステム(451、442等)ではキツいし、3MFシステム(433、ひし形442)でも…どっちかと言えば、こっちかな?

ボランチシステム(チェルシー&シティ)で組む場合は「走れる事」が条件になるので、ジェラードとアレンの扱いが難しい。

3MFの方は、ホールディングMFが最重要になってくるので、逆にジェラードとアレンしかできない。

ロジャースさんはシーズン通してこっち(ホールディングMFシステム)を優先してましたね。

その判断は良かったんですが、ここから前(SMF、WG、FW)に快速ドリブルアタッカーが居ないのがキツかった。

これは采配うんぬんじゃない、戦力値の歪みが引き起こした事故です。

来季はジャンのポジション復帰と、マルコビッチに守備を覚えさせてここで使えば頭数は足りる。

⚫︎DF

補強ポイント2。

SBに攻撃がウリの選手が欲しい。

上でも言いましたが、本当に攻撃の「幅」が足りなかった原因の一つ。

左右両サイドで1人づつ欲しい。

…つか、ジャンはSBが適性じゃないのはロジャースさんも分かってるでしょう。

433で真ん中の3MFをヘンダーソン、アレン、ジャンで完璧じゃないですか。

来季よろしくお願いします。

◼︎戦術

モヤモヤする。笑

…が、しょうがないとも言えるか。

パスサッカーで中央を攻略…せざるを得ないメンバーだった。

この記事でずっと言ってますけど、筆者が思うプレミアリーグのポイントというのは「サイドラインをうまく使う」事です。

展開が速いプレミアリーグでは、速攻をチャンスに繋げる足の速いプレーヤーか、遅攻時にフィールドを大きく使うための崩しも出来るプレーヤーを「サイドに起用する事」が鉄則になっています。

チェルシーアザール&ウィリアン、シティのナバス、ユナイテッドのヤング&ディ・マリアアーセナルのサンチェス&ウォルコット等、サイドからのカウンター&崩しにクオリティを加えてくれるプレーヤーがいます。

…が、リヴァプールはここが居ない。アイヴはまだそこまでのレベルじゃないですしね。

マルコビッチ試したり、スターリング置いたり色々やってますが、中央が渋滞するばかりで一向にフィールドバランスを整理できなかったのは、ロジャースさんの落ち度が半分とメンバー構成の偏りが半分。

守備は、その交通渋滞からボールを失って、一発カウンターでお疲れ様パターンが多いため、まず偏りを解消してからじゃないと判断不能。

今季のユナイテッドが好例なんですが、攻撃の改善と共に失点しそうなプレーが減っていきました。

最初のレスター戦なんて酷いなんてもんじゃないですからね。

そこから後半のリヴァプール戦の完璧な試合での質の向上は明らかでしたから。

◼︎まとめ

とにかく「偏りの改善」です。

トップ下系列の選手ばっかじゃ、バランスの取りようがない。

今年はロジャースさんの限界と言うよりは、「現有戦力の限界」の方が大きかったと見てます。

当然、チームとしてやれる事は多い方が良いんですが、今年のリヴァプールは「高速カウンター」と「クロスからの崩し」がほぼ機能していませんでした。

なので、スターリングに記録的な額が付くなら、放出でも良いと思います。

代わりの選手はマルコビッチかララーナでも大丈夫でしょう。

とにかく、今いないタイプの選手の補強を最優先すべきかと思います。

今夏、もしまた同タイプの選手を補強し、違うタイプの選手を獲得しなかった場合は、ロジャースさんに期待できません。

そうではなかった場合、少なくとも冬までは様子を見てあげると、意外な結果になるなるかもしれませんよ♪

という所で今回も終了です。

ありがとうございました♪