欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

欧州サッカーの若手投資戦略。

 

過去のいわゆる「若手育成クラブ」と同じやり方をしている。

 

「若手に投資する」という意味を少し考える。
*確定事項ではなく、仮説も入ってますのでご了承下さい。

◾︎アセットアロケーション
投資理論の1つ。
何処にどれだけ投資するか?という事。
投資とは「儲けを出す」ためにやる。
その「儲けの幅」と「リスク」を策定する方法がこれ。
手堅い国債日経平均連動のETF、アメリカやイギリスの市場投資の割合、新興国の投資などを組み合わせる。
国債は暴落する事はないが、ほとんど儲けが出ない。
日経平均だけでは、日本市場が暴落したら終わる。
故に海外に分散する。
それだけだと儲け幅が増えないから、リスクを負って新興国市場の金融商品を買う。

例えば、資金が500万円あったとして、年利回り「5%」を出したい。
その場合の国債はどれくらいで〜…総合のリスクはどれ位になるか?が算出できる。
無論リスク次第では「減る事もある」。
利回り「20%欲しい」となれば、相応のリスクを負う事になる。

これらを「アセットアロケーション」と呼ぶ。

◾︎欧州サッカーの運用
これは「貴方の給料と同じ」。
稼いだ額から「いくら投資に回せるか?」
貴方の生活に絶対に必要なお金があるだろう。
「衣食住」と「趣味のお金」だ。
これを「固定費」と呼ぶ。
それ以外のお金が、投資に回る事になる。

⚫︎欧州サッカークラブの固定費
欧州サッカークラブの「最大の目的はなんだ?」
そう「CLで勝つ事」。
優先順位は…
1、チーム運営費
2、チームの強化資金
これが固定費となる。
その余剰資金で
3、若手投資
が、行われる。

⚫︎固定費
1、チーム運営費
スタッフやら遠征やら選手の総合年俸やらだ。
これが決まらないと運用不可能。
衣食住のお金。

2、チーム強化費
毎年確実に何かあるのだから、大まかにでも「いくら程度の資金がかかる」という取り決めが成される。
子供の養育費的な。

⚫︎そして若手投資
その「余り」が若手投資費に回される。

◾︎若手投資とファーム運用
「トップチームと同じ戦略」を、もう一つ回している。
ファームの固定費を算出し、運用する。
その上で、余剰資金でさらなる若手を買い、育てる。
その資金を、選手の「レンタル」と「放出」の「合計金額で上回れば」投資戦略の完成。

それらを上手に活用しているのが「チェルシー」と「レアル・マドリー」。

⚫︎引き抜きまくりでレンタル活用しまくり
とにかく有望な選手を集めまくる。
育てられる人数とか関係ない。
堂々とレンタルに出し、育てる。
そして「堂々と放出する」。

ここまでの「育成→放出」をワンセットとして「若手投資が完結」。

◾︎若手は「商品」
手間とお金は掛けるから、その分返してね、と。
選手としても、色々な場所に「チェルシー(マドリー)のブランドネームを背負っていける」というメリットは計り知れない。
実はwin-win
本田さんがいた頃のオランダに近い。
*あれはトップチームだったが。
過去のやり方の「規模感をデカくした」のが、チェルシーとマドリー。
ホントあの経営者2人は「良い勘」をしてますわ。

…ごめん。
アセットアロケーションはあんま関係なかったわ。

◾︎まとめ
若手投資はオマケで、その運用利益は選手売買で成り立っているというお話しでした。
昔の「育成型クラブ」って言われてたやり方を、トップチームは自前でユースで持ってるって感じだ。
…まあ、育成型クラブは利益が上がらず「潰れた」んだけどね。
競合(他のトップチーム)が同じ手法を取り入れない限り優勢だが、若手の奪い合いになると破綻する。
つっても、今度はチェルシーみたいに「他国のクラブと提携」して、その国の若手を全部引っ張ってくるようなやり方になるだろう。
「先駆者が有利」。
批判ばっかじゃ何も生まないんだ。
有望な若手を生み出す、チェルシーとマドリーに敬意をば。