欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

ハリルさん解任は「お国柄」の難しさを表す。

 

昔、ベンゲルが言ってたのよ。

イングランドの代表監督はイングランド人の方がいい」と。

ベンゲルさんに英国記者が「代表監督に興味は?」と言った時の返答。

 

その通りだったわ。

 

◾︎お国柄

考え方や価値観。

ここで守るのか?攻めるのか?的な。

南アフリカW杯の時に岡田監督が「突然の戦術変更をした」ということがあった。

曰く「今のままでは勝てないと思ったからやった」。

だが、その「無理」の「感覚を共有できる」のは、同じ日本人しかできない。

ブラジルの監督は「イケる」と言うかもしれないし、アメリカの監督はまた違うかも知れない。

その「違い」が、軋轢を生む。

 

◾︎日本人に合ってる国

代表的な所を挙げると…

1、イタリア

服も料理もサッカーも。

手作りを愛するモノ作り文化といい、非常に共通点が多く、お互いに惹かれ合ってる。

日本でラグジュアリーブランドの出店が「やたら多い」のも特色の一つ。

ザッケローニさんを好いてたサッカーファンと、愛されたザッケローニさんが返した感情は「蜜月」と呼べるレベルだった。

 

2、フランス

こちらも料理と文化。

と「農業」。

「可愛い」を直輸入したり、ランドセルを大人向けに変えたり、なんぞ凄まじい解釈で日本を楽しんでる。

フランスの親日は結構古くて、1800年代からアジアの仮装パーティーをしてたとかいう記述もある。

こっちからは「繊細なフランス料理」と「孤高な個性」をリスペクトしてるという。

子育て支援国家的な面だったり、不倫は文化的な感じ(大人な男女なんだから自分達の責任で良くない?的な)だったり、およそ「個が独立してる」という印象の深い国で、そこを尊敬してるという。

古くはベンゲルさんがいて、トルシエさんに続いたんだが、なんぞ次が来ない。

これも蜜月の可能性が高い人。

 

3、アメリカ

言わずとしてた「切っても切れない関係」。

アメリカとしてはアジア攻略の一手目であり、日本としては世界最強の国で特権的な商売のできる懐刀。

なんせ、アメリカの工場産業を殺したのは「日本」だからね。

トヨタの強権でGMが死んだし、トランプさんも土地絡みで甚大な被害を被ってたりと、およそ「獅子身中の虫」。

しかしながら、世界最大の国と、アジアで文化的に最も成熟した日本が「組んでる」という事実は、影響力という意味で侮れない。

んで、まあアメリカの最先端文化は「早々に日本にやってくる」し、なんだかんだと「馴染みが深い」という。

禅にハマったジョブズさんの作品が日本で最もヒットしてるあたりは非常に面白い。

…が、いかんせん「サッカー後進国」。

理由は簡単で「もっと面白いスポーツがあるから」。

NBA」「MLB」「NFL」「NHL」があって、そこにサッカーが食い込もうってんだから無理な話で。

アメリカにハマったクリンスマン氏辺りが日本に来たら面白そう。

 

4、ドイツ

遠い距離感で尊敬し合ってる感じ。

特にこれと言って「知らない」んだけど、なぜか日本人選手がハマったり、アドラー心理学が流行ったりする。

モノ作りの「理念は一緒」なんだが、稼ぎ方は全く違う。

「良いものを作る」まで同じ。

んで、「品質の良いモノはお金がかかる」がドイツ式。

「品質の良いものを全ての人が手に入る価格(なるべく安く)で」というのが日本。

BMWなんかが酷くて、維持費はかかるは工場は特定の場所でしか受け付けないわで大変。

合ってるけど微妙に食い違ってるという稀有な国。

 

では、逆に「合わない国」もピックアップ。

 

◾︎合わない国

1、スペイン

雑。

でいて「巧妙」。

サクラダファミリアとか。

あの文化は「理解できない」。

なぜ?どうして?に対して、明確な答えが出ない。

昼寝しまくって夜キックオフで終電行っちゃって帰れないとか、細部が雑すぎる。

の割に、バルサみたいな「巧妙なサッカー」が愛されてたりと謎。

ある種、ブラジルの系統。

J1当初、あれだけ来てたのに、誰も残らなかった辺りが証左とえる。

一緒に楽しむ事はできるけど、わかり合うのは「無理」。

 

2、ロシア

首尾一貫したマッチョ思考。

ロシアからの日本愛はあるらしいんだが、日本からは「自分勝手な社会主義国家」的なイメージが強い。

常に疑いの目で見てる感じ。

 

3、東欧

トルコやルーマニア系。

元・ユーゴスラビアの国々。

喧嘩ばっかしてるから、人当たりが強く実直な人が多い。

それじゃないと「生きていけない」からね。

自分の責任は自分で決めた事で取るという質実剛健な形。

ただ、いかんせん「相談の文化がない」。

コミュニケーション不全と言えば分かりやすい。

 

感覚的にいえば「異性とのコミュニケーション」みたいなもの。

「言わねえと分かんねえ」んだわ。

「これをこう思って、こう判断して、これを狙って決断した」って、全部説明しないと分からない。

それを「指揮官に訊ねるとクビ」というのでは納得できない。

東欧文化や欧州文化では「リーダーに従う」みたいのがあるかもしれない。

…が、日本では「納得できなければ説明を求める」という文化のが一般的。

アンチェロッティさんとかザッケローニさんは「辛抱強く選手と対話できる」。

要は「優しい」。

それがマッシブなドイツ文化に合わずに解任されたんだが、それは別として。

「いいから俺について来い」は、あらゆる意味で時代遅れになってしまった。

 

◾︎総じて

文化が近い国の監督さんが良いんじゃなかろうか?と。

少なくとも「惹かれ合ってる国の人」。

イタリア、フランス、アメリカとスイス辺り。

惹かれ合うって事は「何かある」んだわ。

しかもサッカー先進国が「2つも入ってる」っつーのに。

ここ最近の代表監督は、トルシエ以後で…

ジーコオシムザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチ

*日本人監督は割愛

愛されたのザッケローニオシムだけやんけ!と。

なんかこう「色々と外れてる」よね。

中南米の文化が「合わない」のは知ってるだろう。

汚職と犯罪にまみれた雑な文化で、だからこそ人々は日々を楽しく逞しく抜け目がないという。

なればこそ、ソリッドな高速カウンターみたいなのが愛されたり(ウルグアイとか)、エンタメ性の強いサッカーが好かれたり(ブラジル)する。

自分の文化は「ない」んだ。

 

日本人は高速カウンターっつったら、90分を通じてそればっかやれちゃう。

ブラジル人は集中力が保たない。

その代わり、ブラジルの即興性もなければ、ボールコントロールのレベルも劣る。

良し悪しじゃなくて「向き不向き」。

 

だから「文化が合ってる国から選ぼう」。

次も、スペイン、ブラジル、オランダや東欧辺りから引っ張って来たら「ひく」ぜ。

 

日本人が大好きなイタリアとフランスから引っ張ってくりゃ良いんだよ。

原点に立ち返って、好きな事をして欲しいですな。

合わない事やってっから、いつまでもサッカー文化が根付かないんだよ。

 

というところで、好きな国の監督を期待しましょう♪