欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

サッカーのテクニックは「正確に蹴れる」と「タイミングを外す」事。

 

分類を個別にしてみた。

これらが「多く揃ってるほど」テクニカルな選手という分類で呼ぶ。

 

◾︎テクニックの「要素」

1、タイミングを外す事

いわゆる「ドリブル」。

ドリブルは2要素ある。

1-1、前に運ぶ事

突破するドリブル。突っかけるとも表記される。

1-2、取られない事

キープするドリブル。時間を作るとも言われる。

なんだが、結局は同じ。

「取られないから前に運べる」。

後はその選手の「好みの範囲(前に行くのが好きか、状況を把握するのが好きか。ディ・マリアなのかイニエスタなのか)」でのお話。

 

「相手のタイミングを外せる」から、ボールを失わない。

メッシにしろアザールにしろ、イニエスタにしろディ・マリアにしろ、相手の呼吸を外していけるから取られない。

それを実現出来る技術も大事だが、大概のプロ選手は技術はある。

だが「実現できない」。

この呼吸の外し方こそが「テクニック」であり、その選手の個性。

歴史に残る南米産の名手(ロナウジーニョロナウドマラドーナなど)は、必ずこの技術に秀でる。

 

2、ボールを正確に送り届ける事

いわゆる「パス」

比較的緩い位置から、30〜50mのとんでもないパスを通す「ピルログアルディオラ型」と、プレッシャーの中で10〜30mのとんでもないアシストを通す「イニエスタグティ型」がいる。

ちなみに、10〜50mのパスを通す複合型の「ブスケッツ」というイカれた選手もいる。

 

ここもポイントが2つ。

2-1、正確に蹴れる事

狙った場所に送り届ける。

ピルロの「タッチダウンパス」と言われるモノがそれ。

サッカーって「走ってる選手にボールを届ける」のね。

そしてその間にDFがいる。

だから「パススピード」「高さ」「方向」がピタリと一致しないとパスが繋がらない。

パスが早ければ味方が取れないし、遅ければDFに引っかかる。

高さが合わないと味方が取れないか、相手DFに引っかかる。

方向がズレればパスが繋がらない。

だから、イメージ通りに正確に蹴れる事が必須。

 

2-2、タイミングを作り出すこと

自分にもDFがついてる。

まずこいつをなんとかしないと、パスが通せない。

だから、ロナウジーニョのような「顔フェイク」が出る。

要は、ドリブルの技術と一緒。

相手のタイミングを外せるから自在にパスが出せる。

これができる選手は「前にいる」。

メッシ、アザールイニエスタなど。

 

逆にパスが素晴らしい選手は「後ろに下がる」。

キャリックやシャビアロンソがそういうタイプ。

タイミング外すのは上手くないけど、味方の位置は完璧に把握してるし、ボールを届ける技術はすさまじい。

 

3、ボールを強く正確に蹴り込む事

いわゆる「シュート」。

「強く」「正確に」という2つの要素が入る。

特に問題となるのは「強く」。

なんの技術でもそうだが「全力に近い所が最も難しい」。

例えば「バスケのシュート」。

ゴール下ならど素人でも入るけど、3Pシュートは難しい。

だから「突き刺すようなシュートを正確にコントロールする」ってのは、もはや異常。

これが出来る人が「ストライカー」と呼ばれる。

そりゃ一番重要なとこを任される訳だと。

 

◾︎テクニカルな選手とは?

この要素が多い選手を指す。

計4項目

1、タイミングの外し方

2、ボールキープのレベル

3、パスの正確性

4、シュートの正確性

メッシは「いずれも最高レベル」。

クリスティアーノ・ロナウドは「タイミングの外し方」と「パス能力」で一歩劣る。

アザールは「強く正確に蹴る能力で劣る」といった感じで採点出来る。

 

◾︎歴代最高選手は?

「点を取る」という面で言えば「ブラジルのロナウド」。

タイミングを外す力はメッシと同じレベルで、強く正確に蹴る力は歴代最高峰。

点を取る能力は、今のメッシではロナウドさんのレベルに及ばない。

しかしながら、パス能力はメッシのが上。

採点上は分けとなるが、こと得点を取る能力で特化すると、ロナウドさんが最強。

ミッドフィルダー(トップ下)で言えば、メッシ。

まさに「何でも屋」。

ドリブル上手いパス上手いシュート上手いで、前人未到の領域。

ただし、全てにおいて特化型には劣るんで、スアレスやビジャみたいな「特化型ストライカー」と、イニエスタラキティッチみたいな「特化型パサー」と一緒にプレーする事で活きる。

イブラヒモビッチみたいに「どんなチームに行っても活躍できるウリがない」。

クリスティアーノなんかも強く正確なキックコントロールがあるから、何処行っても活躍できる。

メッシさんはなんでも出来るけど、なんでもやらせようとすると何も出来なくなる。

 

◾︎まとめ

サッカーの「テクニック」は

1、タイミングの外し方

2、ボールキープ

3、パスの正確性

4、強く正確に蹴る力

の4点。

香川は1が上手いけど、4に難点を抱える。

本田は234は上手いけど、1に難点を抱える。

宇佐美は13は上手いけど、24に難点を抱える。

基本的に「全部が揃うことはない」んだけど、その中で「食ってけるスキルセット」ってのが必要になる。

本田のスキルセットは「イブラヒモビッチと一緒」。

だから、ワントップでボールキープさせて叩かせ(はたかせ)たいんだけど、本田はトップ下希望。

それだとイタリアで「スマルカメント」っていう、マークを外す力が必要になる。

…が、本田さんが一対一を華麗に交わしてシュートなんて見た事ねえよ。

中田がボランチやったのもこれ故。

正確に蹴る力とパス能力が凄いから、前線のプレッシャーが激しい上に細かく裏を取るプレーが必要な場所でプレーしないほうがいいだろうと。

逆に香川は「そこしかない」。

裏を取るのが上手く、力が抜けたプレーは正確。

強く正確に蹴れないデメリットも、トップ下でなら目を瞑る事ができる。

 

なんつーか「日本のトップ下像」ってのがズレてるんだよね。

あんま動かないで裏とってミドルシュート突き刺すみたいな?

香川みたいのが、世界標準のトップ下。

本田はむしろストライカー。

もしくはボランチ

 

色々当てはめてみて下さいまし。