欧州サッカー戦術&考察!

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

凄まじいジダンの電撃辞任。

 

予想だにしてなかった事だが、本人のコメントからは「何が言いたいか?」ってのを読み取ってみようと思う。

 

◾︎問題点

1、これ以上選手に何も求められないと思った

これは2つに意味があると考えられる。

1-1、選手自体にハッパをかけるのが限界

基本的に「もっと頑張れ!」「まだやれる!」っつって励ます方法は、長くて3年。

スタートアップ(新規事業)の「神通力」が、約三年と言われてるし、離婚率も、カップルの破局率も三年がピークを迎える。

要は「目新しさがなくなる」。

グアルディオラ政権もそうだし、モウリーニョ政権もそう。

基本的に「三年の壁がある」と思っていい。

 

1-2、ジダンの引き出しがない

戦術家のアンチェロッティアッレグリファーガソンなどと違い、戦術の引き出しがまだないと考えられる。

これ「逆」で、ないのが普通。

基本的に戦術を何個も持ってる監督が「稀」。

モウリーニョ、クロップ、シメオネは基礎が「堅守速攻」だし、グアルディオラファン・ハールビエルサは「ポゼッション」。

その中でどうやりくりするか?ってのを絞ってるからこそ「機能する」。

絞ってるトップ監督は「長期政権が苦手」。

やってる事は同じだから、選手が飽きちゃう。

逆に、戦術家はどんな選手が入っても機能させちゃうから、長期政権が可能。

ジダンは「ジダンなりの限界を感じた」とすると自然。

これ以上自分の引き出しもなく、選手を焚きつける術に乏しいと思えばこそ、タイトルを獲ったこの段階で「次をお願いします」と「英断」した。

 

2、新しい時期が来ている

「選手入れ替えの時期」という意味で。

ロナウドに一区切りがつき、ベンゼマも30歳オーバー。

次代に基盤を譲り渡す段階に来ている。

…なんせ、丁度「ネイマール」と「グリーズマン」が空いてるんだよね。

ネイマールはトップ下でやれるし、グリーズマンは右サイドでやれるっていう。

左サイドはもちろん「ベイル」。

*トップはベンゼマ

CF、ベンゼマネイマールグリーズマン

トップ下、ネイマール、イスコ、グリーズマン

右サイド、グリーズマン、ベイル、ネイマール

左サイド、ベイル、ネイマール

ってな感じ。

ロナウドさんがいなくなった穴は、ベイル、ネイマールグリーズマンで順繰りに埋める。

ネイマールグリーズマンベンゼマを食う働きをすれば交換でいいし、素晴らしい連携を叩き出せばそのまま残せばいい。

この「入れ替え時期と被る」から、ジダンは「監督も一緒に変えて、刷新したほうがいい」との判断を下したと考えられる。

 

◾︎自己の状況と周りの状況を照らし合わせた結果が「辞任」

タイトルを獲ったタイミングで、自分の力量、チーム刷新の時期と合わせた結果「辞任」。

個人的には「良いタイミングだった」と思う。

ペレスの仕事量は「跳ね上がった(監督探し→選手獲得をしなければならない)」が、腹をくくって取り組むには「これ以上ないタイミング」。

だいたい過去の栄華を極めたチームが凋落するのは「そのメンバーにこだわった時」。

ミランにしろ、インテルにしろ、ユナイテッドにしろ、功労者である中核選手の刷新が遅れて(控えを受け入れてくれるならOK)!改革が後手に回る。

マドリーは年齢バランスが取れてるからこそ「今」が刷新のタイミング。

ここでジリジリ動くとハマりかねなかったのを、ジダンが先鞭をつけた事により引き返せなくなった。

確実に面白い夏が来る。

 

◾︎今年はマドリー中心に「荒れる」

これは確定。

今年のクラックは一気に引き抜かれる。

デヘアもヤバい。

おそらく欲しい選手は「全部取りに来る」と思って良い。

ペレスの手腕が見所になる。

 

◾︎まとめ

ジダンは「世代交代だ」と言う事を「体現した」。

世代交代「後」に帰ってくるかもしれないが、ひとまずはお別れ。

まず間違いなく、今年の夏は荒れる。

久しぶりに銀河の買いっぷりを見られる夏になりそう。

移籍市場大好きな人は「楽しい夏」になるんで、ぜひご注目ください♪