スポーツ好きの考察。欧州サッカー&NBA。

昔スポナビで運営してたブログサービスの引継いだブログ。ちなみにstramacioniは向こうでのユーザーネームです。

監督に見る、カリスマの定義。

「あの監督はカリスマ性がある」。

モウリーニョグアルディオラ等ですね。

「あの監督にはカリスマ性がない」

ペジェグリーニ、ロジャース等ですね。

*あくまで一般的に言われる人&個人の印象です。

…しかしながら、これは監督の能力を測る指針として充分な言葉なのか?

カリスマ性とは何なのか?

そんなネタ感溢れる言葉を読み解いていこうと言うお話しです。

◼︎カリスマ性の定義

まず前提として、カリスマ性とはなんなのか?

これを考えようと思ったきっかけが、サッカーライターの山中 忍氏の記事で、いわく「ペジェグリーニにはカリスマ性が足りない。別の監督に代えるべきだ」という文言を見た時です。

確かにその記事で説明されていたように、強引な交代策やここ一発の奇策に物足りなさがあるのは否めません。

…が、就任1年目から選手に高い自由度を与え、攻撃を活性化させた事や、マンチーニ時代は定期的に聞こえた選手からの不満もほとんどなく、現地サポーターからは愛されている事を見れば、「カリスマ性がない」という非常に曖昧な定義で将来性がないと判断する事に疑問を感じたからです。

「カリスマ性がある」と感じれる要素はなんなのか?を僕なりに再定義してみた結果、重要なのは「強気」と「結果」であると思ったので、以下説明…

⚫︎強気

自信のない人間について行く人は少ない。というのはよく聞くお話しですね。

まずは、なぜ強気な人に惹かれるか?を説明します。

ペット系(主に犬)で有名な「アルファ」。元は狼の群れのリーダーを示す言葉です。

社会性の高い動物(人、猿、犬など)は階級を意識して暮らしています。

要はリーダーに嫌われないように、社会性を保って暮らしていこう…という意識です。

人間で言えば、グループの中でなぜかいつも中心にいる人っていますよね?

そういう人には「周りに気を使ってペコペコしてる」ような人はいないと思います。

むしろいつの間にか周りを巻き込み、自分のペースで事を運べる環境にしていると思います。

そのような「周りに自分を認識させ、納得させられる立ち振る舞いが出来る人」が好ましい人に見えるのです。

そのための要素の一つが「自信を持って、常に強気な発言をする事」なのです。

それが出来れば、選手のみならずファンをも納得させる事が出来るのです。

モウリーニョ、クロップは特に上手い。

しかしながら、言葉だけ上手くても、能力を証明出来なければ納得できないのが人間です。

と言う事で次。

⚫︎結果

具体的には欧州カップ(CL、EL)ベスト4以上。

なぜか?

それが一番分かりやすいからです。

注目度の高い場所で目立てば、我々の目に届きやすく、納得しやすい。

それを出来れば5年に一度以上入れば完璧です。

我々が忘れない程度の頻度で欧州カップで成績を残す事です。

以上から、カリスマ性があると感じるには「強気」「結果」が重要なのではないかと感じられるのです。

⚫︎冒頭に戻る

しかしながら、それが出来ないからといって「監督としての能力」に劣ると言えるでしょうか?

「結果」と「強気」から判断してるとすれば、それは「事後」の出来事であり…要は「もう皆んなが知っている優秀な人」を褒め称えているに過ぎないわけです。

…ん?しかしながら、「結果を残しているが、カリスマと呼ばれない人」もいますね。

アンチェロッティハインケス等の監督はあまり「カリスマ監督」と言われない。

そこの所に鍵がありそうです。

◼︎監督の能力とは関係があるのか?

上記した「結果を残しているが、カリスマと呼ばれない人達」…アンチェロッティ(CL優勝3回)、ハインケス(3冠)、アッレグリ(CL常連)等は紛れもないトップ監督です。

何が違うのか?

共通するのは、「人との対話を重視する」事です。

人と揉める事はなく、監督としての「采配」を納得させる手法と知識に長けている監督達です。

モウリーニョグアルディオラ等はチーム毎に選手と揉めていますよね。

見えてきましたね。「カリスマ性」=「監督の性格とイメージ」に過ぎないのです。

⚫︎という事は?

人をまとめるために必要なのは、必ずしも強いリーダーだけではなく、対話によってグループを作るリーダーであっても良い訳です。

単純にその監督の性格であって、勝ち気な人もいれば、物腰柔らかで説明によって納得させる事が好ましいと感じる人もいる訳で、能力とはあまり関係がない。

「カリスマ性」とは我々から見た一元的な要素にすぎず、そこに当てはまらなくても素晴らしい監督はいるのです。

今年のCL優勝監督はルイス・エンリケであり、昨年はアンチェロッティ、一昨年はハインケスです。

示唆に富んでいますね。

◼︎まとめ

カリスマ性=能力、ではありません。

現代監督で重要なのは、選手に納得させる(従わせる)能力、大所帯(フィジカル、メンタル、戦術等のコーチ陣)を仕切れる能力、メディア(の向こうにいるファン)とフロント等に今起こっている事を過不足なく説明出来る能力…等、様々な事を求められていて、それの総合能力がすなわち「能力」な訳です。

強い言い方で、ファンを納得させる事を狙ってやっていく事は確かに有効です。

スポーツでも「ファンと対話する」事がソーシャルメディアの発達によって重要になっています。

そこで必要となるモノはカリスマ性かもしれませんが、ピッチ上の出来事と必ずしも比例するは言えないと思います。

重要なのは、監督達がどういうサッカーを馴染ませ、どういう選択をしてきたのか?年間のマネージメントはどうだったのか?です。

個人的に重要だと思うポイントは「柔軟性」ですが、これはまた別のお話し。

そう言った「自分が重視する部分」というモノを見付けていただく事が、楽しさの一端になる事は間違いありません。

メディアが作る安易な言葉に振り回されず、「自分の好きな部分」を大事にして楽しんでいただきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました♪

⚫︎後書き

*駄文。攻撃的な文章あり。注意。

今年のレアル・マドリーもまた凄いね。

カシージャス放出からデ・ヘア騒動の一連の流れを見て思った。

これって「超モテる男が、色んな女の子に手を出して遊んでる」って感じじゃない?

モテる男(レアル)から誘われて、すげー迷ってる女の子(デ・ヘア)に、他の子達(カシージャス、ナバス)とは別れたから、お前だけに本気なんだ、って言ってる感じ。

嘘ばっか。大事にするわけがねーだろ。

そんな事知ってても、夢を殺し文句に使われたサッカー選手は、屈辱込み(パフォーマンスがちょっとでも落ちたらゴミのように扱われるのは確実)でも、行くしかない。

そして、デ・ヘア獲れなかった言い訳が公式に出ましたけど、あんなの素直に信じる奴なんていねーって。

事実だけど、ユナイテッドのせいにして騒動を軽減させる魂胆が透けすぎ。

まずそもそもが、最終日に連絡なんて姑息な手段を使わなければ獲得出来ただろう?

選手とユナイテッドに対して敬意が欠けすぎです。

世界一の人気クラブは倫理観なんて吹っ飛ばしても、行きたい選手が絶えないのが凄い。

人気者は何をしても許されるのは知ってたが、あまりにも素晴らしすぎです。

誰かレアルを止めろ。

という訳で、ベニテスさんマジ頑張って下さい。

1年だけ頑張って次のクラブをリクルートした方が賢明ですぜ…。