ミランの度量は?
本田さん燃料投下!
面白い事言うね!
■発言と裏付けの歴史
ミランが終わってるのは、イブラヒモビッチ放出後からの返還の通りでございます。
マーケティングの遅れで金不足もさておき、若手主体で育てるプランは即頓挫し、怪しい金を引っ張ってきて巨額で微妙な補強をして終わった今夏まで、本質的にノープランを露呈した数年でございました。
さらにイタリアサッカー協会の統率力のなさ(テレビ放映権絡みと、若手育成プラン、スタジアム問題)で、輪をかけて転げ落ちていくイタリアサッカー界という認識が、強いイタリアを知る古参ファンの皆様は共有していたかと思います。
*ユベントスだけが、唯一この辺の問題を上手く処理した。会長は自国企業で顔が効く。
そんな数ある終わってる理由から、話題性のある「弱いミランのビジョン欠如」と「イタリアのファン全体」に言及したのが上手い。
特にファンを巻き込んだのは、様々な意見が出る「土壌を作った」と言えるので、非常に面白い。
*ちなみに本田はビジネス(サッカー関係)もやっているので、主な比較はユベントスかと思われる。
国際マッチデーに発言する事で、ヒットする確率を上げていたのも計算尽くでしょう。
■対応は?
ミラン首脳陣は最近こそガッカリなものの、それこそ06年辺りまでは国内で揺るぎない強豪で、欧州でもトップクラスだった訳です。
普通に考えて、この問題に気付いてない訳がない。
ゆえに、どう火消しするかで、これから先のミランの本気度が測れるんじゃないか?と思う訳です。
1、本田処罰で、なかった事にする
最悪パターン。
今まで見て見ぬ振りしてきたんだし、そのままで行くという裏メッセージと受け取れるでしょう。
今まで通り、「我々は手を打っている」そして「ビッグネームの獲得で誤魔化す」という最悪な手段を駆使して、ミランを売り飛ばすまで誤魔化し続けるでしょう。
2、何らかの説明がある
要するに「説明した部分に関しては認識している」と公に認めたと言えるので、それに対する手段は構築していると考えられます。
まずこれが表の理由。
そして本当に期待しているのは、スタジアム問題など、むしろ世界的に公にしてファンから圧力かけた方が有利に進むんじゃないかと思う案件に言及し、いい感じに問題をバラして自分有利に誘導する報道をさせる狡猾さが見たい。
これは本来ベルルスコーニが最も得意としていた部分で(メディアセットの使い方+ミランオーナーで選挙有利になっていたのは周知の通り)、ここが錆び付いてなければ本田処分(罰則)とセットで上手い事やってくれるでしょう。
ベルルスコーニさんのミランに対する「熱」がどの程度なのか測るにはうってつけの事案です。
■まとめ
面白い問題発言→国際マッチデーでネタがなく話題になる←イマココ
そしてその先が…
→ミランの公式見解&本田の処分発表→サポーターがどう出るか?
です。
おそらく本田は干されたら冬に出るつもりなんでしょう。
そうすれば、あと2ヶ月使ってリクルート出来、獲得したいクラブも打診しやすくなります。
もし万が一、自分の意見が採用された場合には…メリットってなくね?
PSG並みの補強は絶対に無理だし、若手主体に切り替えたって、勝てるようになるまで最短で3年はかかる。
本田が現役中に「強いミラン」が帰ってくる事はまずない。
…ブランド大好き本田さんをしても、今のミランには「魅力がない」という事でOK?
長友も戦略の定まらないインテルで振り回されてますし、今のイタリアではローマ&ユベントス以外は、一寸先は闇だと思っていて良さそうです。
長友も本田もドイツいかないかな〜。
終わり。