ファン・ハールって実は甘いのか?
はい。ボーンマス戦です。
結果は仕方ない。
特に2点目は完璧にデザインされたプレーを決められてしまいました。
それよりも守備の悪さがヤバい。
論点を整理しながら行きましょう。
■若手起用
怪我人が多いことを逆手に取ったこれ自体は面白いです。
ボーンマスへの敬意が足りないという意味で叩かれる事はあっても、送り込んだ事を責められる訳ではないと思います。
■攻撃
結局のところ攻撃は水物なので、これも不問。
■守備
ここ。ここです。
球際の対応、前線の選手の守備に戻ってくる頻度といい…最悪です。
マクネアの対応が不味かったのはご承知の通りですが、そこじゃない。
各個人が「自分がマークしている選手」を追わなかったり、最後まで徹底してチェックしなかったりなどの「集中力」の問題です。
これはちょっとあり得ない。
チェルシーの負けが込んでいても仕方ないと思えるのは、「選手のコンディションが悪く追い込めない」か、「仕方ない失点」が原因だからです。
要所で選手が走らなかったり、集中力がない事によるパフォーマンスの低下ではないのです。
モウリーニョがマドリー時代と違って選手批判をしないのは、この辺りが理由なのです。
今回の試合はファン・ハール政権で最悪の試合の一つであり、選手批判上等の試合内容でした。
特に、フェライニ、マタには責任感を伴ってもらわないと困ります。
自分が走り、きっちりコーチングし、弛緩した空気を引き締める役割を担う年齢になっているのですから。
若手でも一歩抜きん出た存在であるマルシャルとデパイには、この辺りの集中力を持ってもらわないといけません。
ここはイタリアやオランダのように、攻撃のためにディフェンスをサボるという文化はないのです。
サボる事を悪いとは言いませんが、自分がマークしている選手をとっとと離して攻めに集中といった舐めたプレーをする選手はいりません。
ルーニーがいないと、こんな集中力が足りないプレーをするのかと驚きました。
■まとめ
ハードワークの文化こそユナイテッドの特色であり強みである事を思い出していただきたい。
要所でサボる選手は、どんなにうまい選手でも必要ありません。
この舐めたプレーをもう一試合でも許すようなことがあれば、ファン・ハールは完全にプレミア向きの監督ではありません。
それぐらいあまりに不甲斐ない内容でした。
ファーガソン監督並の激昂を見せて欲しいと思います。