VS Arsenal
ユナイテッド勝利!
レブロン抜きのキャブスがウィザーズに大敗したくらいびっくりした結果でした。
今年はGSWとSASが最有力で…あってOKC、LACまででしょうね。
おっと失礼。
つくづくサッカーは水物ですな。
■試合前の状況
ELで大勝したユナイテッドと、CLで敗戦したアーセナル。
直前の試合こそ明暗分かれているものの、そして毎年この辺りで失速する癖があるとは言え、アーセナル有利は揺るがないモノだと思っていました。
■アーセナルの読み違い
1、あえて全対応にしたCFウォルコット
自分達がポゼッションする展開になるのは予想出来たはずです。
なのに何故、CFがウォルコットなのか?
ここは、ポストプレーの質が高くクロスからの得点も期待できるジルーを使うべき場面です。
ユナイテッドの怪我人の多さとELの調子から考えて有効な采配というのも限られる中で、なぜ前にスペースがあってこそ活きるウォルコットをCFにしたのか?
後半の疲れた時間帯で投入するスーパーサブ扱いでの使用法でも良かったですし、自分から持ち手を減らすような采配は謎。
バルサ戦で自信を失っていたとは言え、ここは自分達を信じるべきでした。
2、リンガード&バレラ
ラッシュフォードを褒めるのは普通すぎるから割愛して。
この右サイドの二人が今期最高の出来でした。
特に二点目のアシストとその前のパスは、この二人でしか成し得ないモノでした。
*マタについて
マタの右サイドが特定の条件下でしか機能しないのは周知の通り。
足が遅く、クロスが上手くなく、逆足が使えない。
という事は「一人でサイドスペースで持っても何も出来ない」、つまり「サイドプレーヤーとしての適性はない」。
リーガではいいかもしれませんが、直線的なプレミアではラメラよりシャドリであり、マタよりリンガードなのです。
リンガードは対面の相手をかわせる走力と、ラッシュフォードへのアシストを見るようにクロスが上手い。
つまり「仕掛けられる選手」であり、その場所(右サイド)で「違いを作れる選手」です。
お守りが必要なマタと違い、独力で違いを作れる地力があります。
その外からくるバレラ。
対面の相手はサンチェス&モンレアルです。
無謀な攻め上がりは=死と言っていい中でのあの判断。
本業の守備でも無謀な喰いつきやタックルもなく、粘れる守備が出来る事を証明しました。
素晴らしいとしか言いようがない。
この先ダルミアンをフリーに使う事(左SBorCBに回す)が出来、さらなる柔軟な采配が可能になります。
しばらく本気でこの右サイド固定して欲しいと思います。
使うほど伸びるぞ。
■まとめ
サッカーの予想なんて、天気予報よりも当てにならないモンですな。
*若い人は知らないと思うが、昔の天気予報は精度が悪かったため、予想が立たないモノを比喩して「天気予報と同じ」と言っていた。
つまり、その天気予報よりも予想が当てにならないのがサッカーだ、という比喩重ねが上記の文章という事。
起死回生の2試合を拾ったユナイテッド。
ここ最近の不調を怪我の巧妙にしてしまったファン・ハールの英断は凄いとしか言いようがない。
*ラッシュフォードの抜擢と現在のフォーメーション。
後は個人的にデパイの適性はトップ下なんじゃないかと思ってるんで、全員復帰したら一度見てみたいトコです。
デパイは、トップスピードでのボールコントロールこそあまり上手くないが、シュート力とシンプルなパス力はあるので、オスカル系のプレーが期待できるんですよね。
判断が悪い部分は、前にルーニーいれば迷う事もない(早めにルーニーに当てればいい)ので、改善も容易。
いやーしかし、たった2試合抜擢した若手が活躍し勝っただけで、こうも違うもんなんですね。
わずか2週間前にはつまんねえとか言ましたよ。ええ。申し訳ない。
もう少し思慮深い文を書くよう努力致します。
来週の采配も楽しみにしております。