サッカー選手はなぜスポット起用を嫌がるのか?
はいどうもこんにちは♪
NBAに、ゴールデンステイト・ウォーリアーズという、ジョーダンの頃のブルズに匹敵するチームがあるんですよ。
チームのエースは「ステフォン・カリー」という現役ナンバーワン選手で、双璧を成すのが「ケビン・デュラント」という、いわば「メッシとアザール」的な人達がガッチリ中心を固めているという。
んでさらに、ここに「アンドレ・イグダーラ」という、ドライブも出来て、アシストも出来て、3ポイントも入るし、ブロック率も高いという鬼のような選手がいるんですね。
◾︎アンドレ・イグダーラ
そんな選手なんで、前チームでは「エース」として扱われていました。
んでウォーリアーズに移籍してきたと。
凄えのがこっからで、30歳を超えたシーズンから、「君はスタメンで使わない。ベンチスタートを受け入れてくれないか?」と、ジョーダンブルズ時代の選手であるスティーブ・カーHCからお達しが出ます。
これは「シックスマン」という、いわば最初の5人の誰かを交代させても良く、どっからでも「流れを変えられる」という信頼の元に置かれるポジションです。
プレー時間はスタメンよりは劣るが、それに匹敵するレベルであり、要は「ここに入ってくれると色々出来る」という確実な見通しがあっての提案であった事は間違いありません。
当然のベストシックスマン賞を取り、優勝時にはMVPにも選ばれる活躍をし、なくてはならない存在を示しました。
…が、まだ32歳ですぜ?
「元・エース」という肩書きがあって、かつこれを受け入れるのは相当なもんです。
◾︎まあ人による
アイバーソンとかコービーとか、スタメンで活躍出来なきゃ意味がない的な考えの方々もかなりいる。
…が、大体32〜35歳を境目にベンチスタートを受け入れて、要所でさすがの活躍を見せるプレーヤーが、サッカーに比べて多いです。
*大きな怪我が無ければ40前後までプレーする人達も多い。
ルール的に交代選手が出やすい…というか、交代選手も含めての「層の厚さ」とも言える競技ですが、それにしても「交代」という制度を上手く使っています。
◾︎サッカーは?
ギグスやスコールズ、ランパードの使い方を除き、なぜか「スポット出場」という概念がありません。
今期はキャリックがそんな感じで使われていますが、これは相当稀な例と言っていいでしょう。
…というか、他に思いつかない。
監督も説明しないし、選手も説明しないし…っつか、大概が表に出る時は問題が起きている時だという。
もうちょっとベテランを上手く使えないもんかね?
◾︎サッカーは積み上げなのか?
バスケットボールは、要所の判断(ピックアンドロール、ディフェンス、間合いの取り方)で、「フィジカルを補えます」。
オフェンスは単純に「空きスペースの管理」「タイミングを外す」事が出来れば、最低限のスピードだけでやれます。
ディフェンスも、相手の癖の読みや、スペースの潰し方、プレッシャーの掛け方で、ある程度うめる事ができます。
…まあどうしようもない能力差ってのはありますが、その辺はマッチアップを上手く誤魔化す事で補えるように出来ます。
⚫︎チームスポーツの醍醐味
ドイツの指導方法で「全ての一対一に勝てば負けない」というのがあります。
それはそうなんだけど、それは「現実的」なのか?
その割に、香川のような選手が活躍出来る下地があるという。
…言ってる事とやってる事が違くね?
チームスポーツって「単体の力」が物凄く大きいけど、それを「活かし合える」事によって、最大の力を発揮するようになる。
若かりしロナウドとルーニーの「お守り」に、ギャリーネビルとスコールズとギグスがいたように、フィジカルが落ちた=使えないで片付けられるほど単純じゃないはずなんだがね。
確かにラキティッチは凄いが、シャビが完全にお役御免かといえばそういう訳でもなく、監督が上手い事調整すれば、充分に出場機会が確保される程度の試合数はあるんだよね。
サラリーなりなんなりで問題は発生するが、なんぞ上手く円満にいく方法があるんじゃないか?と思っちゃうね。
◾︎まとめ
思ったより内容が薄かったw
外から見てると、ベテランの扱い方で問題が頻出しまくってるようにみえるのよね。サッカー界。
自分でサッカーをプレーしてない(バスケはしてる)ので、年齡でどういう感覚でどういう感じなのかは分からないが、そんなにロートル扱いになるもんかね?
バスケは歳とっても上手い人は全然いるし、人数が多くなる(1on1〜5on5)ほど判断能力が必要になるから、フィジカルだけで食っていける感じでもないんだよね。
*もちろん、あるに越したことはない。
やたら走行距離が取りざたされた時もあったけど、走れる奴も走れない奴も、長所をブラッシュアップしていけば、やれたりしないのかね?
とかね。
もうちょっと寛容な空気と使い方が増えるといいなあ。