育成か?結果か?同時に追求する事は出来ない。
育成と結果は同時には手に出来ない。
その辺を少し。
◾︎育成とは選手を育成する事
育成を要する状態にある。
つまり「まだ未完成の状態である」という事。
逸材だろうが何だろうが同じ。
将来の最強選手=今はまだ粗さがある状態。
未完成の選手を使うのだから「結果は出ない」。
だって、現状ではもっと上手い選手はいて、その選手で構成したチームの方が強いのだから。
◾︎結果を出すという事は、即ち「今、ベストな事をする」事
今・現在ベストな状態にある選手を使う。
将来にどうこうではない。
今最も上手い選手が多くいるチームが勝つ。
今がベストという事は数年後は落ちる。
…が、そんなのは知った事ではない。
今結果を出したければ、今ベストな選手を使う。
◾︎現実的には?
連携やら生活やら何やらで、チームとして安定してまとまるには「時間がかかる」。
故に、3年後にベストな状態になるようにチームは構成される。
ここが若手が評価される理由であり、ベテランが軽視される理由でもある。
チームの軸となる選手は若手で作り、その時に足りない部分を今最も上手いベテランで埋める。
その時にベストな選手が多いチームが勝つ。
◾︎ピーク後は?
成長した主軸の若手と共に衰退する。
チームのベースは「その選手」。
代表的な所だと、ユナイテッドのギグスやスコールズ、スパーズのジノビリやダンカン。
その選手のピーク期間が、そのチームが強い期間。
主軸が27〜35歳の期間は「強い」。
それ以降は、ゆっくりと衰退→作り直し。
◾︎育成は育成、結果は結果
育成したければ、結果を優先せずに選手を使う必要がある。
稀に結果も出せる超若手もいる(ドンチッチやラッシュフォードとか)が、それは特別。
通常は、どの順位でどの状態を狙ってるのかを整理ながら若手を起用し、ベテランとの配分を決める。
結果を出したければ年齢構成を高くし、今ベストな選手を使う。
それらは両立できない。
両立できないが、育成の延長線上に結果がある。
結果だけを見ててもダメだし、育成だけを見ててもダメ。
しかしながら、それらは両立はできない。
そんな感じ。